昨年(2013年)、妊婦の風疹感染による、

先天性風疹症候群の乳児が過去最多になったようです。

風疹-先天性風疹症候群-過去最多

妊婦が気をつけなければならない病気として有名ですが、

風疹は妊婦だけでなく、男性も注意が必要です。

風疹による先天性風疹症候群

妊婦が風疹に感染し、胎児に以下のような障害をもたらすことを、

先天性風疹症候群と言います。

 

  • 心奇形
  • 眼異常(白内障、緑内障、etc)
  • 聴力障害(難聴)
  • 髄膜炎
  • 知的発育不全

 

中でも、心奇形、白内障、難聴の3つが、

典型的な三大症状と言われています。

風疹-先天性風疹症候群-時期-確率

感染時期と胎児への影響確率

妊娠10週までに風疹に感染すると、

先天性風疹症候群が発生する確率は、

90%以上になります。

 

妊娠11週~16週までに感染すると、

10~20%となり、だいぶ下がります。

 

20週以降に感染した場合だと、

先天性風疹症候群が発生する確率は、

ほぼありませんが、0ではないので安心はできませんね。

風疹-先天性風疹症候群-時期-確率-予防

風疹の感染経路

風疹の主な感染経路は二つ、

飛沫感染直接接触感染です。

 

伝染力は、水痘(すいとう)、麻疹(はしか)よりは弱いですが、

比較的感染力が強い病気です。

風疹-感染-飛沫-直接接触

風疹を予防するには、ワクチン接種が最も効果的です。

一度風疹に感染して免疫を作るということもできますが、

それは絶対に止めてくださいね (笑)

 

ワクチンの接種

現在の制度では、基本的に子供の時に予防接種を受けています。

しかし、時代によって制度が異なり、予防接種を受けていない方が存在します。

 

具体的には、昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの方は、

予防接種が必須ではなかった時代です。

風疹-予防接種

つまり、自ら予防接種を受けに行った、

もしくは、一度風疹にかかっていない限り、

免疫を持っていないということです。

 

ワクチン接種の方法

基本的に病院(内科)で受けることが可能ですが、

病院側もワクチンの取り寄せなどが必要なので、

事前に病院に電話して、予約をすることをお勧めします。

 

僕も最近予防接種を受けたのですが、

ワクチン取り寄せのために必要な日にちは3日程度と言われました。

なので、ワクチン取り寄せにはそんなに時間はかからないはずです。

風疹-予防接種-予約

ワクチン接種における注意点

男性の方は、ワクチン接種に対して特に注意することはありません。

存分に接種してください (笑)

 

女性の中で以下に該当する方は、

ワクチンを接種する前に気をつけなければなりません。

 

  • 現在妊娠中の方
  • 妊娠を希望している方

 

現在妊娠中の方

今既に妊娠しておられる方は、

基本的にワクチンを接種することができないです。

 

風疹の予防接種では、「生ワクチン」という

生きたウィルスを用いて抗体を作る方法を取っています。

風疹-生ワクチン

そのため、妊婦がワクチンを接種すると、

先天性風疹症候群が発症する恐れがあると考えられているからです。

 

つまり、現在妊娠中かつ風疹の免疫を持っていない方は、

風疹から自分自身を守る必要があります。

 

パートナーの方には必ず予防接種を受けてもらう、

人混みを避けて感染経路を狭める、

などなど、原因となりうるものを極力避けましょう。

風疹-人混み

一方、2013年に厚生労働省から、

妊娠中の方でも風疹の予防接種を受けても問題ないとの発表もされています。

妊娠中に風疹含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、風しんワクチン)を

誤って接種した場合の対応について

 

ここには、以下のような一文が載っています。

万が一、ワクチン接種した後に妊娠が分かった場合でも、
世界的にみてもこれまでにワクチンによる
先天性風疹症候群の発生報告はなく、
その可能性は否定されているわけではありませんが、
人工中絶等を考慮する必要はないと考えられます。

つまり、妊娠後に予防接種を受けても、

先天性風疹症候群になる可能性はまれであるということです。

 

とはいうものの、可能性が0ではないというのも確かです。

素人の判断で予防接種の是非を決めるのは危ないので、

病院の先生とよく相談してから決めるべきでしょう。

風疹-医者-相談

妊娠を希望している方

風疹の予防接種を受けた後、2ヶ月間は避妊する必要があります。

この理由も先程お話しした通りで、可能性は低いものの、

0ではないため2ヶ月間の避妊が推奨されています。

 

一つの新たな命が我が子に宿るのです。

元気な子が生まれてきてほしいと願うのは誰でもそうだと思います。

風疹-先天性風疹症候群-元気-赤ちゃん

いざという時にいらぬ心配を作らぬよう、

早めに予防接種を受けておくとよいでしょう。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

冒頭で、男性も注意が必要とお話しした意味ももうお分かりですかね。

女性は風疹に対しての意識がまだ高いですが、

男性は風疹に対しての意識が薄いわけです。

風疹-男性-注意

昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男性で、

予防接種を自主的に受けた男性は圧倒的に少ないです。

よって、男性が風疹にかかりやすく、感染経路を増やしているのが現状です。

 

風疹予防は自分だけではなく、

未来の子供達にも多大な影響があることを忘れないでください。

風疹-子供-影響

検査の無料化や予防接種代の補助などがあり、

国も、東京オリンピックの年(2020年)までには、

風疹を撲滅すると意気込んでいます。

 

僕の住んでいる地域では、予防接種の補助が5000円出ました。

ほぼ予防接種代はなしに近かったですよ。

この機に検査および予防接種を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

風疹の予防接種を受けたとはいえ、妊娠した後は安静が第一ですね。

とはいえ、油断は禁物ですよ。

 

芸人のくわばたりえさんがなった高位破水のように、

原因がなくても胎児に危険が及ぶ可能性もあります。

高位破水については以下にまとめてありますので、よかったらご覧ください。

高位破水の症状とその影響。

 

ではでは、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

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