毎日の夕食作り、本当にしんどいですよね。保育園のお迎えから帰ってきて、お腹を空かせた子どもがグズる中での料理は、もはや戦場です。「あと1品作りたいけど気力がない」「火を使っている間はキッチンから離れられない」……そんな悩みを抱えている共働きパパ・ママは多いはず。
今回レビューするのは、レシピ動画メディアでおなじみ「DELISH KITCHEN」がプロデュースした「デリッシュキッチン 電気圧力鍋 スピードクック LPC-T1201」です。
結論から言うと、この電気圧力鍋は「機能はシンプルでいいから、とにかく安く・コンパクトに・おしゃれに導入したい少人数世帯」にはドンピシャの商品でした。逆に、「大家族で一度に大量に作りたい」「予約調理をフル活用したい」という人には少し物足りないかもしれません。
実際に使ってみて感じた「良いところ」も「イマイチなところ」も、包み隠さず正直にお伝えします。購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
【結論】LPC-T1201はどんな人におすすめ?
まずは忙しい皆さんのために、結論からズバッと言います。
・夫婦2人、または夫婦+未就学児1人の3人家族
・キッチンが狭く、大きな家電を置くスペースがない
・難しい操作が苦手で、ボタンひとつで済ませたい
・1万円以下で電気圧力鍋を試してみたい
・見た目のかわいさ、おしゃれさを重視する
この電気圧力鍋の最大の特徴は、「必要十分な機能」と「圧倒的なコンパクトさ」です。高機能な上位機種にあるような「細かい温度設定」や「無水調理の微調整」などは省かれていますが、その分、操作が直感的で迷いません。
特に、初めて電気圧力鍋を買うという「エントリーモデル」として非常に優秀だと感じました。
デリッシュキッチン 電気圧力鍋 LPC-T1201の商品概要
まずは基本的なスペックを確認しておきましょう。ここを間違えると「思ったより小さかった!」という失敗に繋がるので重要です。
・商品名:デリッシュキッチン 電気圧力鍋 スピードクック LPC-T1201
・容量:2.0L(調理容量1.2L)
・サイズ:約 幅21.5cm × 奥行23.5cm × 高さ22.5cm
・重量:約 2.3kg
・モード:加圧調理、炊飯、スロー調理、温め直し
・保温機能:あり(最大12時間)
・付属品:計量カップ、しゃもじ、専用レシピブック
調理容量が1.2Lという点がポイントです。これは、カレーなら約2〜3皿分、ご飯なら3合まで炊けるサイズ感。4人以上の食べ盛りのお子さんがいる家庭だと、メインのおかずを作るには少し足りない可能性があります。
しかし、「副菜用」や「汁物用」として2台目の調理家電として使うなら、このサイズ感は逆に最強の武器になります。
実際に使って感じた5つのメリット
ここからは、実際にキッチンで使ってみて「これは助かる!」と感じたポイントを具体的に紹介します。
1. ほったらかし調理で「時間の余裕」が生まれる
電気圧力鍋の最大のメリットはこれに尽きます。材料を切って入れて、ボタンを押せばあとは放置。火加減を見る必要がないので、その間に子どものお風呂を入れたり、洗濯物を畳んだりできます。
例えば「豚の角煮」。普通なら1時間以上コンロの前につきっきりですが、これならボタンを押してリビングで子どもと遊んでいる間に完成します。完成した時の「ピーッ」という音を聞くだけでいいのは、精神的にかなり楽です。
2. コンパクトで場所を取らないデザイン
届いて箱を開けたとき、正直「ちっちゃ!」と思いました。でも、これが日本の狭いキッチンにはありがたいんです。炊飯器よりもひと回り小さいくらいのサイズ感(幅約21.5cm)なので、カップボードの隙間にもスッと収まります。
デザインもコロンとしていて可愛く、色は落ち着いたトーン(イエロー、ブラウン、レッドなど)でおしゃれ。出しっぱなしにしていても生活感が出すぎないのが嬉しいポイントです。
3. 操作パネルが直感的でわかりやすい
高機能な家電って、ボタンが多すぎて「どれを押せばいいの?」となりがちですが、この機種は非常にシンプル。
これだけです。機械音痴な私でも説明書を熟読せずに使い始められました。プリセットメニュー(カレー、肉じゃがなど)もいくつか登録されていますが、基本は「加圧時間」を設定するだけなので応用も効きやすいです。
4. 自動保温機能が地味に便利
調理が終わると自動的に保温モードに切り替わります。これ、共働きにはめちゃくちゃ重要なんです。
例えば、帰宅直後にセットして、お風呂に入ってから食べようとした時。普通の鍋なら冷めてしまって温め直しが必要ですが、これならお風呂上がりでもアツアツのまま食べられます。夫の帰宅が遅い時も、そのまま保温しておけばいいので、「温め直す」という名もなき家事が一つ減ります。
5. DELISH KITCHEN監修のレシピブック付き
付属のレシピブックには、DELISH KITCHEN監修のレシピが50種類以上掲載されています。しかも、各レシピにはQRコードが付いていて、スマホで動画を確認できるんです。
「文字だけだと手順が不安」という料理初心者の方でも、動画を見ながらなら失敗しにくいですよね。定番の煮込み料理だけでなく、スイーツやご飯ものまで網羅されているので、献立のマンネリ解消にも役立ちます。
購入前に知っておくべきデメリット
良いことばかり書いても嘘っぽくなるので、使っていて気になった点、ここは注意が必要だなと感じた点も正直に書きます。
1. 容量が小さい(大家族には不向き)
先ほども触れましたが、調理容量1.2Lは「大人2人+幼児1人」がギリギリのラインです。食べ盛りの中高生がいる4人家族だと、メインのおかずとしては完全に量が足りません。
カレーを作っても、おかわりは厳しいかも。もし4人以上の家族で使うなら、「副菜用」や「スープ用」と割り切るか、もっと大きな容量(3L〜4Lクラス)の機種を検討した方が幸せになれます。
2. 炒め調理(直火機能)が弱い
一部の上位機種には、蓋を開けたまま「炒める」機能がついているものがあります。このLPC-T1201にはその機能がありません。
カレーを作る時、お肉や野菜を一度炒めてから煮込みたい派の人は、フライパンで炒めてから電気圧力鍋に移す必要があります。私は面倒なので「炒めないレシピ」で作ってしまいますが、香ばしさを求める人には手間が増える要因になります。
3. パッキンの匂い移り
これは電気圧力鍋全般の宿命ですが、カレーや角煮など香りの強い料理を作ると、蓋のパッキンに匂いが残ります。次に白米を炊いたりスイーツを作ったりすると、ほんのりカレーの香りが……なんてことも。
気になる場合は、パッキンを重曹で洗うか、おかず用とご飯用でパッキンを使い分けるなどの対策が必要です。
他メーカーの人気商品との違いは?
電気圧力鍋といえば、「アイリスオーヤマ」や「シロカ」も人気ですよね。比較してみました。
| 比較項目 | LPC-T1201 (本品) | アイリスオーヤマ PMPC-MA2 | シロカ SP-D131 |
|---|---|---|---|
| 実勢価格 | 安い (約7,000〜8,000円) | やや高い (約1.5万円) | 普通 (約1.2万円) |
| 調理容量 | 1.2L (1〜3人用) | 1.4L (1〜3人用) | 1.3L (1〜3人用) |
| 機能性 | シンプル | 多機能 (鍋モード等あり) | シンプル |
| デザイン | ポップ・かわいい | スタイリッシュ・黒基調 | シンプル・白/赤 |
| レシピ | 動画連動で見やすい | 本体メニュー連動 | ブック付属 |
【比較のポイント】
アイリスオーヤマは「鍋モード」など機能が豊富で、卓上で鍋としても使いやすいですが、価格が倍近くします。シロカはデザインがシンプルで人気ですが、価格は本品より少し高め。
LPC-T1201の強みは、なんといっても「コスパ」と「レシピ動画との連動」です。1万円を切る価格でこれだけの機能があれば、初めての1台としては十分すぎるスペックと言えます。
LPC-T1201はこんな人に「超おすすめ」!
ここまでの内容を踏まえて、改めて「この商品を買って幸せになれる人」を整理します。
✅ 共働きで夕食作りの時間を1分でも減らしたい人
ほったらかし調理は、時間のプレゼントです。
✅ 夫婦2人暮らし、または子どもが小さい3人家族
1.2Lの容量がジャストサイズで無駄がありません。
✅ 料理のレパートリーを増やしたいけど勉強する時間がない人
DELISH KITCHENの動画レシピがあれば、スマホ片手に新しい料理に挑戦できます。
✅ キッチンが狭い賃貸住まいの人
コンパクトさは正義です。場所を取らないので邪魔になりません。
✅ コスパ重視で、まずは安い機種から試したい人
失敗しても痛くない価格帯なのが嬉しいポイント。
逆に、こんな人にはおすすめしません
逆に、以下のような方は購入後に「失敗した」と感じる可能性が高いので、別の機種を検討した方が良いでしょう。
❌ 4人以上の家族で、一度にたっぷり作りたい人
容量不足でストレスが溜まります。3L以上のモデルを選びましょう。
❌ 予約調理を朝セットして夜食べたい人
この機種は生肉などの腐敗を防ぐため、予約調理できるメニューが限られています(炊飯など)。おかずの予約調理を重視するなら、もっと高機能な機種が必要です。
❌ 圧力鍋で「炒め調理」も完結させたい人
フライパンを使うのが面倒な人は、「炒めモード」搭載の上位機種がおすすめです。
まとめ:忙しい毎日に「ほったらかし」の余裕を
「デリッシュキッチン 電気圧力鍋 LPC-T1201」は、機能全部入りの最高級マシンではありません。でも、「毎日のごはん作りをちょっと楽にしたい」「キッチンに立つ時間を減らして子どもと向き合いたい」という共働きの親にとっては、十分に頼れる相棒になってくれます。
特に、「電気圧力鍋って便利そうだけど、使いこなせるか不安だし、高いのを買って失敗したくないな……」と迷っている方には、最初の一歩として自信を持っておすすめできます。
材料を入れてボタンを押すだけで、トロトロの角煮や味が染みた煮物が完成する感動を、ぜひ味わってみてください。浮いた時間で飲む食後のコーヒーは、格別に美味しいですよ。