花粉症による鼻づまりを1分で解消する4つの方法
花粉症のよくある症状の内の一つ『鼻づまり』。
鼻づまりのせいで鼻で呼吸がしにくくなり、口呼吸で喉が渇きやすくなったり、寝るときに鼻づまりが起きていては中々寝付けなかったり。。。
もし、鼻が取り替えられるなら今すぐにでも取り替えたくなるほど、鼻づまりは辛いですよね。
そんな『花粉症による鼻づまりがとても辛くて今すぐにでも解消したいあなた』に、鼻づまりを即効解消する方法についてお話ししていきます。
花粉症で鼻づまりが辛い時に、即効鼻づまりを解消する4つの方法
(画像引用元:cute-life.com)
早速ですが、花粉症による鼻づまりを解消する方法を載せていきます。
- 鼻うがいで鼻の奥の花粉までも洗い流す
- 詰まっている鼻の反対の脇にペットボトルを挟む
- 蒸しタオルを鼻に当てて鼻孔を広げる
- 鼻づまり解消のツボを押す
では、これら4つの鼻づまり解消方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
スポンサードリンク花粉症の鼻づまりを解消:鼻うがいで鼻の奥の花粉までも洗い流すく
(画像引用元:marukudo.hatenablog.com)
花粉症による鼻づまりを解消する最も優れた方法が鼻うがいです。
鼻うがいは『鼻洗浄』とも言われているのですが、鼻づまりだけでなくその他アレルギーや風邪などに絶大なる効果があります。
なぜなら、鼻うがいをすることで鼻腔内に付いている花粉やハウスダスト、雑菌などを取り除くことができるからです。
花粉や風邪の菌が付着しやすいのは鼻の奥の上咽頭といわれる部分なのですが、鼻うがいではそこに付着した花粉まで洗浄することができます。
これは喉うがいではできないことです。
例え、鼻をかんでも中々出ない粘り気のある鼻水で鼻づまりを起こしていても、鼻うがいでスッキリ解消することができるのです。
また、長谷川潤さん、福田萌さん、白木あゆみさんなどなど、多くの芸能人の方々も鼻うがいをしているだけでなく、『たけしの家庭の医学』や『ためしてガッテン』といったテレビ番組でも取り上げられていました。
実は鼻うがいは、世界三大医学の一つ『アーユルヴェーダ』の治療方法の一つなのです。
アーユルヴェーダの教えでは、『鼻は脳の扉』と考えられており、鼻の健康は脳と密接につながっているため、鼻づまりなどで鼻の調子がよくないと脳も働かなくなるとされています。
あなたも経験があると思いますが、鼻がつまっているとボーっとしたり、集中力が欠けてしまったりするので、この考え方はその通りだと思います。
鼻うがいで鼻を洗浄して、心身ともにスッキリさせて花粉症をのりきりましょう。
前置きが長くなってしまいましたが、鼻うがいの方法についてお話ししていきます。
花粉症の鼻づまりを根こそぎ解消:鼻うがいの方法と必要な道具
(画像引用元:ameblo.jp/minori-yoga)
鼻うがいを実施するには次の3つの道具が必要になります。
- ネティポット
- 塩
- ぬるま湯
鼻洗浄用の液体はドラッグストアなどでも売られていますが、ここでは自宅でも簡単に作れる洗浄液をご紹介します。
また、『ネティポット』という聞きなれない道具ですが、これは鼻に洗浄液を入れるための道具です。
鼻うがい用に作られていますので鼻洗浄がとてもやりやすくなります。
ただ、鼻に洗浄液を入れられるのであれば、やかんや水差しでも全然構いません。(実際、様々なもので代用している方を見かけます)
ちなみに、ネティポットはAmazonなどで普通に売られています。
1000円もしませんし、比較的安価で買うことができます。
さて、道具を揃えたら以下のステップで鼻うがいを実施していきましょう。
Step1
水を一回沸騰させてぬるま湯(人肌36℃~38℃程度)になるまで冷まします。
Step2
約0.9%の食塩水になるように食塩を入れて溶かします。
例えば、500mlの食塩水を作るのであれば、500mlのぬるま湯に4.5gの食塩を溶かすといった具合です。
ただ、濃度に誤差がありすぎると、鼻がツーンとして痛い時があるのでご注意を。
また、鼻うがい用の食塩水は作り置きなどはせずに、その都度作るようにしてください。
Step3
ネティポットに食塩水をうつします。
Step4
顔が上に向かないようにやや前かがみになり、鼻うがいをする鼻とは反対の方へ少し顔を傾けます。(右の鼻をやるなら顔を左側に、左の鼻をやるなら顔を右側に傾けます)
Step5
ネティポットを鼻につけ、洗浄液(食塩水)を流し込みます。
Step6
洗浄液を流し込んだ反対の鼻から洗浄液を出します。
慣れないうちは少し難しいと感じると思いますが、慣れれば簡単にできます。
コツとしては、軽く声を出しながら洗浄液を鼻に注ぐとやりやすくなります。
軽く声を出すことでリラックスできますし、気管に入るのを防ぐことができます。
Step7
反対側の鼻も同様に洗浄します。
このような流れで鼻うがいは終了です。
参考までに、報道番組でも紹介されていた鼻うがいの動画を載せておきますね。
鼻うがいをすると花粉症のせいで息苦しくて辛かった鼻づまりも嘘のようにスッキリして、鼻からスースーと息が吸えるようになります。
鼻から洗浄液を入れることに対して躊躇があるかと思いますが、是非試してみてくださいね。
鼻うがいをする際に気を付けること
(画像引用元:mote-kenko.com)
鼻うがいをする際には次のことに注意しましょう。
- 必ず0.9%の食塩水を使用すること
- ぬるま湯(36℃程度の人肌ぐらい)で行うこと
- 鼻うがい後すぐには鼻をかまないこと
- 鼻うがいは1日1~2回まで
必ず0.9%の食塩水を使用すること
体の浸透圧の関係のため、必ず0.9%の食塩水(もしくは、市販の洗浄液)で鼻うがいをしてください。
0.9%の食塩水は『生理食塩水』とも呼ばれ、体液とほぼ等張の塩化ナトリウムの水溶液なので鼻うがいをしても痛みはほとんどありません。
しかし、真水で鼻うがいをするとツーンとした痛みが生じるので。必ず0.9%の食塩水を使用しましょう。
ぬるま湯(36℃程度の人肌ぐらい)で行うこと
鼻うがいの洗浄液の温度を誤ると、これもまた鼻に痛みを生じます。
これは、鼻の粘膜に刺激を与えてしまうからです。
一度煮沸させた水を冷ましてぬるま湯にしたものを使用してください。
鼻うがい後すぐには鼻をかまないこと
鼻うがいで洗浄液が鼻に残ることがあります。
その状態で鼻をかんでしまうと洗浄液が耳の方に流れてしまい、中耳炎といった症状を起こす可能性があります。
鼻うがいの後は下を向いて洗浄液を鼻から出して、タオルなどで少し拭うぐらいにしておきましょう。
鼻うがいは1日1~2回まで
鼻うがいが良いとはいえ、1日1~2回までにおさえるようにしましょう。
あまりに鼻うがいをすると、鼻の粘膜を傷つけたり、中耳炎を引き起こす場合があります。
スポンサードリンク花粉症の鼻づまりを解消:詰まっている鼻の反対の脇にペットボトルを挟む
(画像引用元:sanikleen.co.jp)
この方法も比較的簡単でかつ、鼻づまりが解消する方法の一つです。
例えば、左の鼻が詰まっている場合には、右の脇にペットボトルを挟んで状態で20~30秒維持していると、左の鼻づまりが解消していきます。
「たったこれだけで鼻づまりが解消されるなんて嘘だ」と思うかもしれませんが、この鼻づまり解消法は、耳鼻咽喉科の医師が発案したものであり、医学的な根拠も持っている方法なのです。
ペットボトルを脇に挟むと交感神経神経が活発化して鼻の通りがよくなる
(画像引用元:waterdownclinic.com)
そもそも鼻づまりが起きる原因は、鼻の粘膜内の血管が拡張することにあります。
粘膜が拡張されることで鼻の通りが悪くなり、文字通り鼻が詰まってしまうといった状態です。
ということは、鼻づまりを起こしている方の粘膜内の血管を収縮させることができれば、鼻づまりを解消できるということです。
自律神経の一つである『交感神経』が活発化すれば血管は収縮します。
つまりこの方法は、鼻づまりを起こしている側の鼻の交感神経を活発化させることで鼻づまりを解消するという方法なのです。
前述の通り、この方法は脇にペットボトルを挟むのですが、そうすると脇の下にある自律神経を圧迫することになります。
人間の体は、体の表面を圧迫すると反対側にある交感神経が活発になるという構造になっています。
例えば、上半身を圧迫すると、下半身の交感神経が活発化するといった具合です。
この現象を利用して鼻づまりを解消するというわけですね。
ですが、この方法は一時的に血管の収縮させるため、鼻づまり解消の効果は長時間持続するものではありません。
寝ている時など、短時間でもいいので鼻づまりを解消したい時にこの方法を試してみてください。
余談ですが、この現象を利用した『顔の汗を止める方法』というのもあります。
興味があれば以下から読んでみてください。
花粉症の鼻づまりを解消:蒸しタオルを鼻に当てて温めることで血行をよくする
(画像引用元:croissant-online.jp)
鼻の血行が悪いことで鼻の通りが滞り、鼻づまりを起こすことがあります。
寒い冬になると鼻づまりを起こしやすいのは、寒さによって血行が悪くなっているからです。
つまり、蒸しタオルで鼻を温めたら、血行がよくなって鼻づまりが解消されるということです。
蒸しタオルで鼻を温める方法は次の通りです。
Step1
タオルを水で濡らしてかたく絞ります。
Step2
ラップに包んで約1分ほど電子レンジで加熱します。
Step3
火傷しないように注意しながら鼻全体をタオルで覆います。
Step4
鼻づまりが解消されるか、タオルが冷めたら完了です。
電子レンジで加熱しなくても、熱いお湯に浸けたタオルでも大丈夫です。
どちらにせよ、火傷だけには注意してくださいね。
花粉症の鼻づまりを解消:鼻づまり解消のツボを押す
(画像引用元:ameblo.jp/coo-an)
人間には様々なツボがありますが、その中でも『鼻づまりを解消するツボ』が存在します。
このツボを軽くおさえるようにマッサージすれば、鼻づまりが解消するというわけです。
鼻づまりを解消するツボとして有名なものは次の通りです。
- 迎香(げいこう)
- 睛明(せいめい)
- 外鼻(がいび)
- 内鼻(ないび)
- 腎上腺(じんじょうせん)
- 内分泌(ないぶんぴ)
それぞれのツボの位置について見ていきましょう。
鼻づまり解消のツボ:迎香(げいこう)
(画像引用元:kobe-shinkyu.seesaa.net)
左右の小鼻のくぼみにあるツボです。
迎香に人差し指と中指を引っかけるようにして押すとツボ刺激しやすくなります。
鼻づまり解消のツボ:睛明(せいめい)
(画像引用元:http://kobe-shinkyu.seesaa.net)
目頭と鼻の付け根の骨との間に存在しているツボです。
親指と人差し指でつまむようにしながら押しこむようにするとやりやすいです。
鼻づまりだけでなく、眼精疲労、近眼などにも効果が期待できるツボです。。
『迎香』と『睛明』を行き来するように刺激するとより効果的になります。
鼻づまり解消のツボ:外鼻(がいび)
耳の穴の手前にある突起の中央から少し顔よりにあるツボです。
外鼻も鼻づまりだけでなく眼精疲労に効果があると言われています。
鼻づまり解消のツボ:内鼻(ないび)
内鼻は外鼻の反対側(耳の穴側)にあります。(外鼻よりもやや下)
鼻づまり解消のツボ:腎上腺(じんじょうせん)
腎上腺は外鼻の少し下にあります。
外鼻・内鼻・腎上腺は近くに存在しているので、親指で耳の外側を、人差し指で耳の内側をつまんでマッサージすると全てのツボに刺激を与えることができます。
また、腎上腺は『美肌のツボ』とも呼ばれています。
肌荒れ・ニキビ・アトピーといった肌のトラブルにも良いとされているツボです。
鼻づまり解消のツボ:内分泌(ないぶんぴ)
内分泌は耳の下側にある切れ込みのような場所の内側あります。
人差し指をで軽く押すようにすると刺激しやすくなります。
また、ホルモンバランスの乱れを整える効果もあると言われており、ストレスや疲労を軽減することが見込まれています。
スポンサードリンクまとめ
(画像引用元:aktuality.sk)
今回の話をまとめますね。
花粉症による鼻づまりを解消する方法は以下の4つ。
- 鼻うがいで鼻内の花粉を取り除く
- ペットボトルを脇に挟む
- 蒸しタオルで鼻を温める
- 鼻づまり解消のツボをおす
最も効果が高いのは、『鼻うがい』をすることです。
花粉が一番付着する鼻の奥の方まで洗い流すことができるので、鼻づまりだけでなく花粉症のあらゆる症状をも解消させることができます。
さらには、鼻に付着した雑菌なども除去できるため、風邪やアレルギー対策としてもとても有効です。
慣れるまでは少し怖かったり上手くできなかったりしますが、鼻うがいができるようになればその恩恵は大きいので是非試してみてくださいね。
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