元日本チャンピオン武井壮さんが行っていた十種競技とは。種目と記録のご紹介。
現在はタレントの武井壮さん。
昔は十種競技の元日本チャンピオンでした。
(1997年の日本選手権の覇者です。)
十種競技の種目と武井壮さんの記録についてまとめてみました。
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キングオブアスリート、十種競技
十種競技とは、その名の通り、十種目の競技を行い、
各々の記録を点数化して争う競技です。
別名、デカスロンとも呼ばれます。
十種競技の内容は、以下の通りです。
- 100m
- 400m
- 1500m
- 110mH
- 走幅跳
- 走高跳
- 棒高跳
- 砲丸投
- 円盤投
- やり投
これらの競技を2日間で行うのですから、もはや超人の域です。
この競技の勝者はキングオブアスリートと称えられるほどです。
短距離、中距離、長距離、跳躍、投擲、
それぞれ異なった身体能力が必要となりますし、
すべて一流の結果を出さなければ得点にならない過酷な競技です。
僕の友人が十種競技を行っていましたが、
えらい辛いって言ってました。
どれかだけならまだしも、すべてを極めるのはきついと。。。
このような競技で、日本チャンピオンになった武井壮さんは、
恐らくあなたが思っている以上に凄い人なんです。
(凄さを分かっている人はごめんなさい。)
十種競技のスケジュール
十種競技は基本的には、
いつ何の種目を行うかが決められているのです。
- 1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
- 2日目:110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m
このように分けられているとはいえ、
一日5種目をこなさなければならないのです。
そりゃ辛いわけですよ。
では、各種目の武井壮さんの記録についてお話ししていきますね。
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世界・日本記録との比較
一般の方には、記録だけをお話ししても、
凄さが分かりにくいと思います。
なので、各種目の現在の日本記録と世界記録とで比較してみましょう。
種目 | 武井壮 | 日本記録 | 世界記録 |
---|---|---|---|
100m | 10.54 | 10.00 | 9.58 |
400m | 48.09 | 44.78 | 43.18 |
1500m | 4:30.93 | 3:37.42 | 3:26.00 |
110mH | 14.74 | 13.39 | 12.80 |
走幅跳 | 7m16 | 8m17 | 8m95 |
走高跳 | 1m90 | 2m28 | 2m45 |
棒高跳 | 4m50 | 5m83 | 6m14 |
砲丸投 | 11m77 | 18m07 | 23m12 |
円盤投 | 35m98 | 60m22 | 74m08 |
やり投 | 44m50 | 87m60 | 98m48 |
・・・逆に見劣りしてしまいましたかね (汗)
注目すべきところに絞ってお話しを進めていきます。
100mは未だに破られていない記録
武井壮さんの100mの記録は、
十種競技において未だに破られていません。
武井壮さんは、大学時代から陸上を始め、
たったの2年半で十種競技のチャンピオンに輝きました。
しかも、驚くことに、最初やっていたのは短距離。
半端じゃない努力をしたと思いますが、
ポテンシャルが高すぎますね。
短距離をやる中で、「走る」技術をモノにしたのでしょう。
その結果、400m、110mHの結果も良好です。
走幅跳も、助走のスピードあっての記録だと考えられます。
2013世界マスターズ陸上で100m、200m、走幅跳を選んだのも、
こういった背景があったからこそだと思います。
2013世界マスターズ陸上の結果は以下にまとめてあります。
よろしければご参照ください。
スピード以外の要素に弱い
「短距離が得意 = 高い疾走速度を持っている」ということになります。
つまり、100m、400m、110mH、走幅跳においては、
スピードが重要な要素なので、良好な記録を出しています。
しかし、その他の種目が若干弱いですね。
特に投擲系が苦手なようです。
これは、投擲にはスピードよりも技術が必要だからです。
投擲をやっておられた方は分かると思いますが、
投擲は体の使い方がキーとなります。
僕自身、円盤投ややり投をやったことありますが、難しいです。
この技術は、ちょっとの期間で身に付くようなものではありません。
つまり、武井壮さんは、身体能力を武器に
十種競技の日本チャンピオンを獲得したということになります。
・・・それでもすごいな!! (笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
十種競技をやりぬくためには、相当な体力が必要となります。
この点を踏まえると、武井壮さんはやはりすごいです。
口だけではないことが実績から分かります。
百獣の王になれるかは微妙ですけどね (笑)
今後も新たな競技への参加を考えているようなので、
武井壮さんのこれからの進化に期待ですね。
ではでは、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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