【ハロウィンを120%楽しむ知識】ハロウィンとは何?仮装やコスプレをする理由って?
カボチャをモチーフにしたグッズをチラホラ見かけるようになってきましたね。
オブジェであったり、イベントであったり、仮装やコスプレであったり。。。
今年もまた『ハロウィン』の季節がやってきました。
日本のハロウィンと言えば、
- トリックオアトリートって言っておけばお菓子をもらえる日
- USJでコスプレしたゾンビ達に襲われる日
- 渋谷の歩行者天国で仮装して大騒ぎする日
のようなイメージが浸透していますが、
- そもそもハロウィンとは何の意味があるの?
- なんで仮装やコスプレをするの?
あなたもこのような疑問を思っているのではないでしょうか?
そんなハロウィンへの素朴な疑問について見ていきましょう。
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ハロウィンとは『お盆』のような日
本来、ハロウィン(Halloween)とは何の日なのかと言うと、
『カトリック教における諸聖人の日の前夜祭』という意味を持っています。
諸聖人の日は、11月1日を指しており、
カトリック教の民俗行事で『聖人や殉教者を記念する祝日』とされています。
「なんで諸聖人の日の前夜にお祝いするの?」と疑問に思うかもしれませんが、
クリスマスでも盛大にお祝いするのはクリスマスイブですよね?
それと似たようなもので、深い意味はないようです。
諸聖人の日には、
- 秋の収穫を祝う
- 先祖や良い精霊を敬う
- 死者や悪霊を追い払う
といったことをするようです。
日本でいうと『お盆』や『お月見』に近い感じですね。
日本でのお盆は先祖が帰ってくると言われていますし、お月見は秋の収穫に感謝する日です。
ただ、死者や悪霊を追い払う点は違っていますね。
USJのハロウィンナイトでは、あなた(お客)がゾンビ(悪霊)に襲われる立場ですが、
本来であれば、ゾンビを追い払わなければいけないんですね。
いや待てよ。。。
リアルに考えると、先祖って何年も昔に亡くなっているわけで、
ゾンビが先祖というのはある意味正しい形。
ということは、キャーキャー叫んで怖がらずに、
「よく帰ってきたね」と迎えてあげるべきなのかもしれないですねw
さて、ホラー感満載のハロウィンの衣装・コスプレですが、
このような衣装やコスプレには何の意味があるのでしょうか?
ハロウィンで仮装やコスプレをするのは悪霊を追い払うための武器・防具
ハロウィンとは、『死者や悪霊を追い払う日』でもあるとお話ししましたね。
その悪霊は、作物や家畜に悪影響を与え、さらには子供をされっていってしまうと考えられていました。
そこで、悪霊達を追い払うために仮面をかぶり、
魔除け用に焚き木を焚くことで悪霊を追い払おうとしたようです。
このような経緯があって、ハロウィンでは仮装やコスプレをするようになったと言われています。
つまり、ハロウィンの衣装・コスプレは、悪霊を追い払うための武器・防具ってことです。
生身のままだとThe・人間なので、悪霊もビビるわけはなく、
悪霊が怖がって逃げてしまうような衣装・コスプレをする必要があったんですね。
ハロウィンでゾンビのような衣装・コスプレが流行ったのも、
悪霊を追い払うためには必要な衣装だったわけだ。。。
でも、最近のハロウィンの衣装だと、もはやどっちが悪霊なのか分かんないんですけど?
ミイラ捕りがミイラになっちゃってるw
ハロウィンのモチーフ・カボチャはお守り
もはやハロウィンの代名詞『カボチャ』ですが、
- 迫りくる悪霊たちから身を守ってくれるお守り
という意味があるそうです。
- カボチャなんかで悪霊から身を守れるのか?
そんな素朴な疑問を感じるところではありますが、
そこはファンタジーとしておきましょうw
カボチャの中でも、カボチャをくりぬき、刻み目を入れて、
ロウソクを立てた『ジャック・オー・ランタン』が有名ですね。
これもまた、悪霊を追い払うためのお守りで、
ハロウィンの夜に家の入口に置かれることが通例のようです。
- なんでわざわざカボチャで明かりを灯しているんだ?
とか思ってましたが、しっかりと意味があるわけです。
無知って恥ずかしいw
ちなみに、カボチャ提灯の発祥地はイギリス地方のようですが、
アイルランドではカボチャではなくカブを使用しているとのこと。
ハロウィンがアメリカに渡った時に、
- カボチャがいっぱいあるからカボチャでハロウィンしようぜ
ってノリでカボチャになったみたいです。
悪霊から身を守るお守りがそんなんでいいのか。
ハロウィンでよく聞く「トリックオアトリート」ってどういう意味?
ハロウィンでは、「トリックオアトリート」って言われたら、
お菓子をあげなきゃダメっていう魔法の言葉があります。
トリックオアトリートって言葉には、
- お菓子をくれないならイタズラしちゃうぞ
という意味が込められています。
子供が使うと「あら かわいらしい」ってなりますが、
大人が使うとちょっと恥ずかしい意味ですよね。
ハロウィンの時期には、色んなお店で
「トリックオアトリート」って言った方に○○をプレゼント
なんてサービスをやっていますが、僕は恥ずかしくて言ったことないヘタレ野郎ですw
先程、ハロウィンはカトリック教の民族行事って言いましたが、
トリックオアトリートはアメリカで生まれたという説があります。
トリック(いたずら) or トリート(お菓子)
という、発音が似た2語のごろ合わせが始まりだとか。
アメリカに渡った時生まれたとのことですが、
カボチャと同じくもう少し設定を深堀りしようよ。。。
ハロウィンって呼ばれるようになった由来は?
ハロウィンと呼ばれるようになった由来はいくつか説がありますが、
- 万聖節の前夜 = All Hallow Eve(オール ハロー イブ) がなまってできた言葉
(『万聖節』は諸聖人の日の別名) - 神聖な夜 = hallow evening からできた言葉
この2つのどちらかが有力と言われています。
どちらがハロウィンの由来なのか、今となっては定かではありませんが、
個人的には前者の
- 『オール ハロー イブ』がなまってできた言葉
ではないかと思います。
今のご時世、色んな言葉がありますが、
言葉の成り立ちってかなり無理やりなものが多いわけで。
例えば、ハロウィンでお馴染みのカボチャも、
カンボジアから伝えられたから『かんぼちゃ』
↓
『かんぼちゃ』がなまって『カボチャ』
と変わっていったらしいですからね。
ただ、1つ不可解なのは、
『オール ハロー イブ』から『ハロウィン』に変わるなんてどんな訛り方だよ。
まとめ
ここまでの話をまとめると、
- 本来のハロウィンは日本のお盆に近い
- 仮装やコスプレは悪霊を追い払うため
- カボチャは悪霊からあなたの身を守るお守り
クリスマスと同じくハロウィンもお祭り感がありますが、
由来とか歴史を知ると、視野が少し広くなって楽しくなりますね。