「ダイニングチェアなんて、座れればなんでもいい」
正直、私も昔はそう思っていました。でも、共働きで毎日が戦争のような我が家にとって、その考えは大きな間違いでした。
特に、お掃除ロボット(ルンバなど)を導入しているご家庭なら分かってくれるはずです。「ルンバのために、毎日椅子をテーブルの上に上げる作業」の面倒くささを。
あるいは、ルンバが椅子の脚の間で迷子になって、結局掃除できていないあの絶望感を。
今回は、そんな「名もなき家事」を減らすために私がたどり着いた、arne(アーネ)のルンバブルなダイニングチェアについて、忖度なしでレビューします。
デザインだけで選ぶと後悔するポイントも正直に書きますので、ぜひ最後までお付き合いください。
結論:掃除のストレスを「ゼロ」にしたい共働き家庭の救世主
まずは結論から言います。この椅子は、「お掃除ロボットを毎日フル稼働させたいけれど、床に物を置きたくない人」にとって、最強の投資になります。
・肘掛けをテーブルに引っ掛けて「浮かせられる」ので、床掃除が劇的にラクになる
・コンパクト設計で、狭いマンションのダイニングでも圧迫感がない
・座面高45cmと少し高めなので、デスクワークにも流用しやすい
・ただし、小柄な人や子供には足置きが必要になる可能性あり
「座り心地が雲のよう」とか「一生モノの高級木材」といった情緒的な価値よりも、「毎日の掃除機がけの手間を物理的に消滅させる」という機能的価値に特化したアイテムです。
商品概要:arne(アーネ)の「ルンバブル」な椅子とは?
今回紹介するのは、楽天市場などで販売されている家具メーカー「arne(アーネ)」のダイニングチェアです。商品名は非常に長いので要約すると、「肘掛け付きでテーブルにハンギング(浮かせ)可能な、コンパクトな木製チェア」です。
arneというメーカーは、日本の家具ブランドで、セミオーダー感覚で生地やサイズを選べるのが特徴。この椅子も、北欧風のデザインでありながら、日本の住宅事情に合わせたコンパクトさが売りです。
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| メーカー | arne(アーネ) |
| 特徴 | 肘掛けをテーブルに掛けて浮かせられる(ルンバブル) |
| サイズ感 | コンパクト(1人がけ) |
| 座面高 | 約45cm(一般的な椅子より少し高め) |
| 機能 | カバーリング(一部)、キャスターなし |
| デザイン | 北欧風、ブラックフレームなど選択可 |
特筆すべきは、やはり「ルンバブル」というキーワード。最近の家具業界ではトレンドになっていますが、要は「お掃除ロボット(ルンバ)が通りやすい」設計になっているということです。
実際に使って感じた4つのメリット
家事効率化オタクの私が、実際にこのタイプの椅子を導入して感じたメリットを深掘りします。
1. 「椅子上げ」のハードルが劇的に下がる
これが最大のメリットです。普通のダイニングチェアだと、ルンバを動かす前に椅子をひっくり返してテーブルに乗せるか、別の部屋に移動させる必要がありますよね?
4脚もあると、これだけで重労働です。朝の忙しい時間にそんなことやってられません。
でもこの椅子なら、立ち上がるついでに肘掛けをテーブルに「コトッ」と引っ掛けるだけ。所要時間は1脚あたり2秒です。座面が浮くので、ルンバが脚の間をスイスイ通り抜けます。
「掃除ロボットを買ったけど、結局床の片付けが面倒で使っていない」という“共働きあるある”を解消してくれます。
2. コンパクトで導線を邪魔しない
商品名に「コンパクト」とある通り、無駄な装飾が削ぎ落とされています。背もたれも圧迫感がなく、すっきりとしたシルエットです。
我が家のような都市部の狭いLDKでは、ダイニング周りの通路幅(導線)の確保が死活問題です。この椅子は肘付きでありながら横幅が抑えられているため、椅子を引いたときや後ろを通るときに邪魔になりにくいです。
3. 在宅ワーク用の椅子としても優秀
共働きだと、ダイニングテーブルでPC作業をすることも多いですよね。この椅子は「肘付き」なので、作業中の腕の負担を軽減してくれます。
また、デザインが「オフィスチェア」っぽくないので、リビングに置いてあっても生活感を損ないません。「仕事モード」と「リラックスモード」の中間をうまく取ってくれるデザインです。
4. 子供の食べこぼし掃除がラク
子供がいると、椅子の下は毎食後「パン屑」や「ご飯粒」の地雷原になります。普通の椅子だと、掃除機をかけるためにいちいち椅子をどかすのが面倒で、つい見て見ぬふりをしてしまいがち。
浮かせられるこの椅子なら、食後に全員が「ごちそうさま」と同時に椅子をテーブルに掛けるルールにしてしまえば、あとはハンディクリーナーやルンバにお任せできます。
このルーティンができるだけで、ダイニングの清潔感が段違いになります。
ここは注意!正直なデメリット
良いことばかり書くと嘘くさくなるので、気になった点、注意すべき点も正直に書きます。
1. 座面高45cmは、日本人には少し高いかも
ここが一番の注意点です。日本の一般的なダイニングチェアの座面高は40cm〜42cmが多いのですが、この椅子は「約45cm」です。
身長170cm以上の男性なら快適ですが、155cm前後の女性や子供だと、深く座ると足の裏が床にべったり着かない可能性があります。特に家の中で靴を履かない日本式の生活だと、3cmの差は結構大きいです。
足がブラブラすると太ももの裏が圧迫されて血流が悪くなり、長時間座ると疲れる原因になります。小柄な方は、厚底のスリッパを履くか、足置きを用意する必要があるかもしれません。
2. テーブルの「幕板」に注意
「肘掛けをテーブルに引っ掛ける」という構造上、テーブル側に十分なスペースが必要です。テーブルの天板の下に補強用の板(幕板)があるタイプだと、肘掛けがぶつかって椅子が奥まで収納できなかったり、そもそも引っ掛けられなかったりするケースがあります。
購入前に、ご自宅のテーブルの「天板の厚み」と「床から天板下までの高さ」をミリ単位で計測することをおすすめします。
3. 納期がかかる場合がある
arneの商品は受注生産やオーダーに近い形式を取っていることが多く、注文してから届くまで数週間かかることがあります。「今すぐ欲しい!」という場合には不向きかもしれません。
他の椅子と何が違う?徹底比較
家事効率化のために椅子を選ぶ際、よく比較対象になるのが「ベンチタイプ」と「キャスター付きチェア」です。それぞれの違いを表にしました。
| 比較対象 | メリット | デメリット | ルンバブル度 |
|---|---|---|---|
| arneの椅子(今回) | 浮かせられる、掃除最強 | 座面が高め、価格 | ★★★★★ |
| ベンチシート | 子供と並んで座れる、安い | 重くて動かせない、ルンバが通れない | ★☆☆☆☆ |
| キャスター付き | 移動が楽、立ち座りしやすい | 脚の形状が複雑でルンバが絡まる | ★★☆☆☆ |
| イームズ風(安価) | とにかく安い、軽い | 浮かせられない、安っぽい | ★★★☆☆ |
ベンチタイプは、見た目はスッキリしますが、実は掃除の天敵です。重くて動かせないし、脚の間が狭くてルンバが入れないことが多いんです。
キャスター付きは、人間が動く分には楽ですが、キャスターの脚(5本脚など)はルンバにとって最大の障害物です。乗り上げてエラー停止する原因No.1です。
こうして比較すると、「掃除を自動化したい」という目的においては、arneのような「ハンギング(浮かせ)タイプ」が一強であることがわかります。
この椅子が「ドンピシャ」でおすすめな人
ここまでの特徴を踏まえて、この椅子を買って幸せになれるのはこんな人です。
- ルンバ(ロボット掃除機)を毎日稼働させている人
- ダイニングテーブル周りの床掃除を極限までラクにしたい人
- ダイニングでPC作業をすることが多い共働き夫婦
- 北欧風やモダンなインテリアが好きで、生活感を出したくない人
- 子供の食べこぼしにイライラしたくない人
特に「ルンバを持っているけど、稼働させる前の片付けが面倒で週1回しか使っていない」という人には、革命的なアイテムになります。
椅子を変えるだけで、ルンバの稼働率が週1から毎日になり、結果として床が常にピカピカになります。これは実体験です。
逆に、おすすめしない人
一方で、以下の条件に当てはまる場合は、購入を見送ったほうが無難です。
- 身長155cm以下で、家では裸足で過ごすことが多い人(座面高45cmは足が浮く可能性大)
- 今持っているダイニングテーブルに幕板(天板下の板)があり、天板下から床までの高さが65cm未満の人(肘掛けが入らない可能性あり)
- ふかふかのソファのような座り心地を求めている人(あくまで食事・作業用です)
特にサイズ感については、メジャーを持って今の環境をしっかり計測してください。「入らなかった」「高すぎた」という失敗を防ぐためです。
まとめ:家具選びは「家事の減らし方」選び
ダイニングチェアというと、これまでは「座り心地」や「デザイン」だけで選ばれがちでした。しかし、私たちのような忙しい共働き子育て世代にとっては、「その家具が家事を増やさないか?むしろ減らしてくれるか?」という視点が何より重要です。
arneのこのダイニングチェアは、決して安い買い物ではありません。しかし、これから数年間、毎日続く「椅子を上げて掃除機をかける」という数分の手間を、たった2秒のアクションに変えてくれると考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
床に何もない状態のリビングダイニング。ルンバが文句も言わずに隅々まで掃除してくれる環境。
それを手に入れるための「投資」として、この椅子を選んでみてはいかがでしょうか。毎日の景色が、少しだけスッキリするはずです。
5.0(※座面高のチェックだけはお忘れなく!)